改正道路交通法の施行により、令和5年4月から、自転車を利用する全ての人に、乗車用ヘルメットの着用が努力義務となりました。心躍る春、快適な自転車ライフを楽しむために、交通ルールを守って自転車事故を減らしましょう。
自転車事故「誰が」「いつ」「どんな状況」で?
データを元に、ここ数年県内で起きている自転車事故の傾向をまとめています。自転車に乗るあなたやあなたのご家族に当てはまっていませんか?
●県内の自転車事故 過去5年の推移
県内の自転車事故は年々減少していましたが、昨年は、前年に比べ100件以上増加しています。
●交差点での出会い頭事故が多く、信号機がない交差点での
事故は、信号機のある交差点に比べて2~3倍も多い
●事故当事者の年齢層別では高校生と高齢者が多い
高校生全体の約25% 65歳以上の高齢者全体の約18%
●事故が多い時間帯は6時~10時、16時~20時の通学・通勤時間帯
●自転車運転者による一時不停止や安全不確認など、交通ルールを守らなかったことで多くの事故が起きています
守ろう! 自転車安全利用五則
- 車道が原則、左側を通行
歩道は例外、歩行者を優先 - 交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
- 夜間はライトを点灯
- 飲酒運転は禁止
- ヘルメットを着用
だからかぶりたい!ヘルメット
事故による転倒や衝突の際、頭部への衝撃を軽減してくれるヘルメットがあなたの命を守ってくれます。この機会にぜひ購入をご検討ください。
●死亡事故の致命傷は頭部が約7割!
(県内過去10年・平成26年~令和5年)
(県内過去10年・平成26年~令和5年)
●ヘルメットを着用しないと致死率が約2.4倍に!
ヘルメット着用 状況別の致死率比較(H26~R5)
ヘルメット着用 状況別の致死率比較(H26~R5)
※令和5年中は、7人の方が自転車事故により命を落としています。
●おしゃれで機能的なヘルメットが増えています!
写真は一例です。ヘルメットはメーカーにより種類・色・型・サイズがさまざまです。お近くの販売店でぜひ一度手に取ってみてください。
購入時と使用時のポイント
- 「SGマーク」や「JISマーク」などが付いた自転車専用のヘルメットを購入しましょう。
- 適正サイズで頭に合った形のものを選びましょう。店頭での試着がお勧めです。
- 着用時は必ず顎ひもを締め、脱げないように深くしっかりかぶりましょう。
SGマークが付いていても自転車専用以外のものは着用を控えましょう
着用を義務化県立沼津工業高等学校の取り組み
生徒の約9割が自転車通学で、通学路に見通しの悪い坂道もあり、事故が多かった沼津工業高校では、昨年4月の新1年生から自転車通学の条件としてヘルメットの着用を義務づけました。
動画
自転車乗車時にはヘルメット
~交通事故被害者遺族の思い~
悔しい。どうしてうちの子が?
問い合わせ/県くらし交通安全課 TEL/054(221)2549 FAX/054(221)5516
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