リニア中央新幹線静岡工区/県民だより2023年3月号

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ページID1052343  更新日 2023年2月24日

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1月25日第11回地質構造・水資源部会専門部会の開催

 令和5年1月25日に県の第11回地質構造・水資源部会専門部会を開催しました。
 専門部会では、南アルプストンネル工事における県外流出量を大井川に戻す方策として、JR東海が提案している「田代ダム取水抑制案」と山梨県側から県境を越えて行う「高速先進長尺ボーリング」について、対話を行いました。

第11回 地質構造・水資源部会専門部会の概要

<議事>
大井川水資源利用への影響の回避・低減に向けた取組み

      
  • 中央新幹線南アルプストンネル工事における県外流出量を大井川に戻す方策について
  •   
  • 中央新幹線南アルプストンネル山梨工区
    山梨・静岡県境付近の調査及び工事の計画について

【田代ダム取水抑制案】

 田代ダム取水抑制案については、令和4年4月にJR東海から提案されましたが、実際に取水抑制を行う東京電力リニューアブルパワー(東京電力RB)の意向が確認できていない現状に対し、部会長から「一番肝心なのは水利権を持つ東電RPの判断であり、東電RPの確約が必要な段階になっている」との意見がありました。
 部会長の指摘を受け、JR東海は、具体化に向けて東電RPと協議を開始することを表明しました。

【高速長尺先進ボーリング】

 JR東海は、地質や湧水量を把握するための調査として、山梨県内で静岡県との県境まで約790m(1月25日現在)まで掘削が進められている先進坑から、県境を越えて、静岡県内約300mの地点まで高速長尺先進ボーリングを計画しています。
 ボーリングにより、静岡県内の水が流出するとの懸念に対し、JR東海は、山梨県側へ流出する湧水と同量の水を静岡県側に戻す方法が実施可能になるまでは、県境は越えないと説明しました。
 県は、県境手前であっても、静岡県内の水が山梨県側へ流出する懸念があるため、静岡県内の水に影響がないことを確認する仕組みを作った上で進めるよう、JR東海に要請しました。

会議資料及び1月31日の要請文書は、「こちら」を御覧下さい。

会議の様子は、「ふじのくにメディアチャンネル」から御覧いただけます。

令和5年2月20日現在の情報です。

詳細は、「リニア中央新幹線建設工事に伴う環境への影響に関する対応」へ

WEB県民だよりでは、リニア中央新幹線整備に関する県の対応などを連載でお伝えします。

問い合わせ/県環境局 TEL/054(221)2421 FAX/054(221)2940

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