県議会議員と大学生の意見交換会
若者に政治への関心を高めてもらうとともに、県議会を身近に感じてもらうために、県議会議員と大学生との意見交換会を実施しました。
静岡県立大学(8月29日)
県議会議員2名が静岡県立大学に出向き、「地域の高齢者が安全・安心な生活を営むために『大学発ベンチャー株式会社なまけもの』が担えること」をテーマに学生9名と意見交換を行いました。
株式会社なまけものの前身である「ボランティアサークルなまけもの」から、近隣の自治体と連携し防災イベントや季節行事の企画・運営などを実施していることなどの活動紹介がされた後、株式会社なまけものから会社設立の経緯や課題について説明がありました。
「活動内容を多くの方へ届けるための手段」「会社を継続していくための手法」などの課題に対し議員からは「相手に合わせた広報を考えること」「大きな仕事を任せてもらうためには地道な実績の積み重ねが説得力を増す、小さなことから実験的に取り組んでみたらどうか」等の意見がありました。
※大学発ベンチャーとは、大学に潜在する研究成果を掘り起こし、新規性の高い製品により、新市場の創出を目指す「イノベーションの担い手」として高く期待されるものです。(経済産業省ホームページより引用)
「株式会社なまけもの」は、静岡県立大学看護学部の学生が設立した、高齢者向け健康教室の企画運営等を行う学生ベンチャーです。静岡県立大学発ベンチャー企業に認定されたベンチャーとしては初となる学生ベンチャーになります。(静岡県立大学ホームページより引用)
常葉大学法学部(吉崎ゼミ) (9月25日)
「若者の闇バイト防止対策」をテーマに、常葉大学法学部の学生22名と県議会議員2名が意見交換会を行いました。
「若者が闇バイトをしてしまう原因」について、学生からは「経済的要因」「即金性」「SNSによる匿名性」「孤立し相談相手のいない若者がターゲット」「犯罪組織全体の解明ができない」の5つの原因があげられました。また、「どうすれば闇バイトをなくすことができるか」について、学生からは「ネットリテラシーを身につけること」「警察に通報する際の心理的ハードルが高い」等の意見が出され、議員からは「SNSを利用した啓発広報の必要性」「保護者や警察以外の相談窓口の設置が必要」との意見がありました。
静岡県立大学国際関係学部(宮崎ゼミ) (9月26日)
「静岡ファクハク(工場博覧会)」をテーマに、静岡県立大学国際関係学部の学生6名と県議会議員2名が意見交換会を行いました。
学生が主体的に関わっている「静岡ファクハク」について説明があり、意見交換を行いました。
学生からは「会社が持つ技術力の高さに感銘を受けファクハクの活動に参加した」という動機とともに、「会社間のつながりをどう広げていくか」「ファクハクを一過性のイベントにしない」「地域の外、国外へどう広報していくか」といった課題が説明されました。議員からは「地元の製造業を知ることが地域への誇りにつながる」「ものづくり産業の課題は次世代の育成であり、活動の継続が次世代育成にもつながるので今後も続けていただきたい」との意見がありました。
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