県議会高校出前講座の実施報告
県議会高校出前講座について
県議会では、成年年齢が18歳へ引き下げられたことを踏まえ、若者の政治への関心をより高めるとともに、県議会を身近に感じてもらうため、県議会議員が高校に出向き、生徒と意見交換等を行う「県議会高校出前講座」を実施しています。
本年度は全11校で実施しました。
浜松開誠館高校
9月7日(水曜)、県議会議員5名が高校に出向き、「SDGsの観点及び海外との比較から見る静岡県(浜松市)の課題」というテーマで実施しました。
前半は「SDGs13気候変動に具体的な対策を」、後半は「SDGs11住み続けられるまちづくりを」を主に取り上げ、交通インフラと観光について意見交換を行いました。
生徒は事前に調べてきたことについてプレゼンを行い、議員はそれを受けて意見等を述べました。自主制作した動画等を活用した生徒のプレゼンの内容はとてもわかりやすく、活発な議論につながりました。
生徒の感想
- 議員が日本の課題(静岡)についてどんな考えを持っているのか聞くことができ、貴重な体験になった。有意義な時間を過ごせた。
- 改善をするときに、賛成意見だけでなく反対意見も取り入れなくてはならないということに気付いた。両面を考えながら進めることはとても難しいと思った。
- 高校生の考えを受け入れ、共感してもらえてすごく嬉しかったし、改革に期待できると思った。
- 議員に対して堅苦しいイメージがあったが、それが無くなるほど、楽しく意見交換ができた。
- 県議会を身近に感じることができ、高校生でも意見を伝えることができたことがとても大きな機会だったと感じた。
県立三島南高校
9月12日(月曜)、県議会議員1名が高校に出向き、「校則や学校設備に関すること」というテーマで実施しました。
生徒に身近なテーマであることから、生徒が普段感じていることや校則がある理由などについて、積極的に話し合い、たいへん有意義な意見交換会になりました。
生徒の感想
- 思っていることを学校に伝えることが大事だと思った。
- 議員の返し方が、自分の体験談を含めながら話していてとてもわかりやすかった。行動に移すことが大切だと思った。
静岡北高校
9月14日(水曜)、県議会議員4名が高校に出向き、「住みやすいまちづくりのために」というテーマで実施しました。
生徒からは、シャッター街の改善方法、地震・津波対策、交通・道路整備など幅広く多くの意見が出され、時間が足りなくなるほど活発な意見交換会になりました。
生徒の感想
- 自分の知らない静岡の問題や取組について考えるいい時間になった。今後の世の中を支えていく立場なので、たくさんの問題と向き合いたい。
- SNSを活用した道路などの危険箇所の報告は自分たちも協力できるので、自分たちの町を自分たちで守っていきたいと思った。
- 私の意見につけ加えて、より良い提案をしてもらえた。私たちと向き合ってくれ、身近な存在に感じることができた。
- あまり自分の意見を言えなかったけど、すごくわかりやすくて楽しく会話できた。受講して良かった。
- 今回の経験を生かして、より住みよくなるような提案や意見がもてるようにしたい。
県立藤枝西高校
9月16日(金曜)、県議会議員4名が高校に出向き、「静岡県の未来について語り合う、静岡県をもっと元気にするために」というテーマで実施しました。
4グループに分かれ、それぞれ国際交流、健康増進、地域おこし、スポーツ振興について意見交換を行いました。
各グループでは、まず、現状の課題について話し合い、今後に向けて対策等、活発な議論を行いました。県政や県議会に関心を持っていただくよい機会になりました。
生徒の感想
- 県議会というと自分たちとは遠い存在だと思っていたけれど、今回の交流を通じて身近に感じられた。
- 議員ならではの話が多く、楽しみながら聞けた。
- しっかり私たちの意見を聞き、受け入れてくれ、さらに今の静岡県の現状も伝えてもらえたので、とても話しやすく楽しかった。
- 今回のような学生が大人と意見交換できる場が増えたらいいと感じた。
- 静岡についてより政治的観点で知ることができ、今後の社会情勢についての興味を持つことができた。
県立浜松湖北高校佐久間分校
10月24日(月曜)、県議会議員1名が高校に出向き、「佐久間地区の地域活性化、佐久間分校の存続について」というテーマで実施しました。
生徒から佐久間地区の状況や課題解決のための考えについての発表があり、議員はそれを受けて意見等を述べました。はじめのうちは、緊張もありましたが、話を深めるうちに緊張もほぐれ、和やかな雰囲気の中での意見交換となりました。
生徒の感想
- なかなか議員の方とお話をする機会はないので、とても良い機会になった。
- 佐久間の活性化について色々アドバイスをもらうことができたので、私達が実践できる範囲でできたらいいなと思った。
不二聖心女子学院高校
10月25日(火曜)、県議会議員5名が高校に出向き、「女性の社会進出、男女格差の是正、ジェンダー平等の実現など」というテーマで2クラスで実施しました。
生徒はこれまで総合学習の中で、女性としての生き方について学びを深めていたこともあり、本講座では自分の意見を積極的に述べ、活発な議論が行われました。時間が足りなくなるほどの有意義な意見交換となりました。
生徒の感想
- 今まで、議員はテレビやスマホ上でしか見ることがなく、今回初めて議員と話をすることができた。議員の生の意見を聞いたことで、議会を身近に感じることができた。楽しい時間だった。
- 議員から県民に寄り添うような意見を聞くことができ、生徒からの質問に対しても、丁寧に回答して下さり、嬉しかった。
- 今回のテーマに沿った体験談などを議員から聞くことができ、授業で学習していた時よりもより理解を深めることができた。
- 女子校なので、普段は女性からの意見が中心だったが、男性の議員と話して、新しい視点を得ることができた。
- 昨今、若者が政治に関心を持っていないように感じるため、この講座がより広まり政治への関心が持てる社会になっていけば良いと思った。
県立掛川工業高校
10月26日(水曜)、県議会議員3名が高校に出向き、「若者の政治的無関心に対する対策」というテーマで実施しました。
生徒は事前に、議員に直接聞きたいことをまとめており、当日は生徒からの率直な疑問や意見に対して、議員が回答しました。県政や県議会に関心を持っていただくよい機会になりました。
生徒の感想
- 初めて議員と直接話す機会だった。政治に対して普段、疑問に思っていることを聞くことができ、より政治に関心を持つことができた。
- 議員と直接話すことができたことで、親近感を感じることができた。今回のような機会が増えることで、若者の政治に対する考えが変わってくるのではないかと思う。
- 自分もあと1年ほどで選挙権を持つ年齢になるので、その前に議員の話を直接聞くことができ、良かった。
- 議員がどんな意識を持って常に活動しているのかが分かった。自分も選挙の投票を適当にやるのではなく、誰が自分の求める人なのかをしっかりと判断し、行動するべきだと思った。
県立清水東高校
10月26日(水曜)、県議会議員5名が高校に出向き、「高校生の私たちができるSDGsと静岡県で取り組んでいるSDGs」というテーマで実施しました。
5グループに分かれ、それぞれジェンダー平等、お祭りなどの地域のイベント、健康と福祉、災害対策、静岡県には魅力が少ないことについて意見交換を行いました。
各グループでは、「高校生にできること」と「静岡県にできること」について活発な話し合いが行われ、最後に全体で意見を共有しました。議員、高校生ともによい刺激となりました。
生徒の感想
- 議員が好意的に話してくれてとても身近に感じた。
- 今までは県議会や政治が遠く離れた難しい存在というイメージだったが、今回、初めて議員と意見交換をして、がらりと変わった。私にもできることが分かったので、様々な視点から物事を見て思考していきたい。
- 自由に意見交換をするという機会は中々無いので、参加できて良かった。地元を考えるいい機会にもなった。
- 今回、議員と貴重な話が聞くことができ、自分の考えが深まった。また機会があれば、他の議員とも話してみたい。
星陵高校
11月9日(水曜)、県議会議員8名が高校に出向き、「SDGsを踏まえた地域の活性化」というテーマで実施しました。
生徒は班ごとに、取材やアンケート等の調べ学習を行い、それをもとに議員に対して発表しました。高校生目線からの意見が多数あり、充実した意見交換となりました。
生徒の感想
- 議員は堅い人だと思っていたが、意外とフレンドリーだった。とても楽しい時間を過ごせた。
- 議員が丁寧に質問に応えてくれて、嬉しかった。
- 私たちとは違う視点からの考えだったので、視野が広がった。
- 議員が熱心に静岡の未来を考えてくれていることを知ることができた。静岡がよりよい場所になるよう、自分自身もできることを探していきたい。
- 「議会でこのことを提案します。」と言っていたので、どうなるか楽しみ。
県立磐田北高校
11月15日(火曜)、県議会議員5名が高校に出向き、「静岡県の少子高齢化問題と解決策について」というテーマで実施しました。
静岡県の少子高齢化の現状や取り組んでいることについて、議員と生徒双方から意見が述べられ、活発な意見交換会となりました。県政や県議会に関心を持っていただくよい機会になりました。
生徒の感想
- 普段聞くことができない貴重な話をたくさん聞けて良かった。
- 静岡県について考えることができ、前よりも自分の県に対して興味を持つことができた。
- 県議会で行われている政策や活動に興味がわいた。
県立富岳館高校
11月24日(木曜)、県議会議員3名が高校に出向き、「高校生の視点から考えた地域活性化と子育て支援・地域福祉について」というテーマで実施しました。
生徒は事前にフィールドワークや取材等の調べ学習を行い、それをもとにポスター発表で議員に自分の意見や考えを伝えました。フリートークの時間では、テーマに限らず自由に話し合うことができ、大いに盛り上がりました。
生徒の感想
- 意見交換という形で自分たちの考えを伝えることができて良かった。
- 今まで考えたことのなかった視点からアドバイスをいただき、学びを深めることができた。とても充実した時間だった。
- フリートークの時間では、好きな食べ物の話など、たわいもない話ができて、とても楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。
このページに関するお問い合わせ
静岡県議会政策調査課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2559
ファクス番号:054-221-3572
gikai_chousa@pref.shizuoka.lg.jp