エイズ/HIV検査Q&A
- Q1HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は何ですか?エイズ(後天性免疫不全症候群)はどんな病気ですか?
- Q2無料、匿名のHIV検査はどこで実施していますか?
- Q3どんな検査をしていますか?
- Q4検査する際に何か聞かれますか?
- Q5検査にどのくらい時間がかかりますか?
- Q6迅速検査で「陰性」の場合、感染していませんか?
- Q7迅速検査で「要確認」の場合、どうなりますか?
- Q8確認検査で「陰性」の場合、感染していませんか?
- Q9確認検査で「陽性」の場合、どうなりますか?
- Q10どんな人が検査に来ますか?
- Q11この地域に住んでいない(勤務していない)場合でも検査できますか?
- Q12どんなことで感染しますか?
- Q13どんな人が対応してくれますか?
- Q14HIV検査の時に他の感染症検査ができますか?
Q1HIV(ヒト免疫不全ウイルス)は何ですか?エイズ(後天性免疫不全症候群)はどんな病気ですか?
HIVは、ヒトの免疫に関係する細胞を壊しながら増殖するウイルスです。
- HIV感染=ウイルスが体内に住み着いている状態
- エイズ=HIV感染後、健康な時には問題とならない弱い病原菌に感染し、様々な症状がでた状態
HIVに感染すると長い間症状が出ないことが多いため、自身の感染に気づかずに性行為などによって他人にうつしてしまうことがあります。
HIVに感染しているかどうかは、検査を受けないとわかりません。
Q2無料、匿名のHIV検査はどこで実施していますか?
静岡県の健康福祉センター(保健所)で実施しています。《場所や日程は次のリンク先をご覧ください。》
中部健康福祉センター(中部保健所)では、藤枝総合庁舎別館2階で行っています。
電話予約をお願いします。(電話054-644-9273)
事前予約により、他の受検者と顔を合わせることの無いよう配慮しています。
Q3どんな検査をしていますか?
- イムノクロマト法(迅速診断キット)による迅速検査
採血後1時間から1時間半後に結果をお知らせすることができます。
迅速検査では1000人に2~5人くらいの人がHIVに感染していないのに陽性となることがあるため
その場合には確認のための検査が必要となります。
結果は、「陰性」または「要確認」とお知らせします。 - PCR法等による確認検査
迅速検査で「要確認」の場合に、より詳しい検査(ウイルスRNA等の検査)を行います。
Q4検査する際に何か聞かれますか?
はじめに検査申込書に年齢、性別、検査項目、心配な事等記入していただきます。(お名前、ご住所は伺いません)
Q5検査にどのくらい時間がかかりますか?
受付から事前の相談、採血まで15~30分、採血から結果お知らせまで60~90分程かかります。
(採血後から結果お知らせの約束時間まではご自由にお過ごしください。)
相談内容や予約状況により多少変わります。
Q6迅速検査で「陰性」の場合、感染していませんか?
感染リスクのある行動から3ヶ月以上経過してから検査を受けた場合は、「HIVに感染していない」と考えられます。
しかし、HIVに感染しても感染の初期には血液中に抗体が作られていなかったり、検査で検出できなかったりする期間があります。
このため、3ヶ月経過していない場合は、3ヶ月以上経ってから再度検査を受けることをお勧めします。
Q7迅速検査で「要確認」の場合、どうなりますか?
迅速検査で「要確認」となった場合には、より詳しい検査方法(PCR法等)で確認検査をおこないます。
(再度採血することはありません。)
迅速検査では1000人に2~5人くらいの人がHIVに感染していないのに陽性となることがあるため、確認検査により、本当に感染しているのか、感染していないのに陽性となったのか見分けます。
確認検査は検査当日の結果お知らせができませんので、再度来ていただくことになります。(日時は担当と相談の上決めます。)
Q8確認検査で「陰性」の場合、感染していませんか?
迅速検査では1000人に2~5人くらいの人がHIVに感染していないのに陽性となることがあります。
確認検査(PCR法等)では陰性ですので、HIV感染の可能性は少ないと言えます。
『感染の可能性のある行動』から既に3ヶ月以上経過し、さらにその後も『感染の可能性のある行動』をしていなければHIVに感染していないと思われます。
しかし、もし3ヶ月以上経過していない場合は、3ヶ月以上経ってから念のため再検査を受けることをお勧めします。
Q9確認検査で「陽性」の場合、どうなりますか?
HIVに感染していると思われます。
専門の医療機関を紹介します。希望により保健師が病院受診に同行することも可能です。早期の医療機関受診が重要です。
現在ではHIVに対する効果的な薬が開発されており、医師の指導の下、規則正しい服薬を続けていけば長期間エイズの発症を抑えることができます。(他の人を感染させる可能性はあります。)
また、医療費を助成する制度や生活支援の制度、ご本人やご家族、パートナーがカウンセリングを利用できる制度、支援団体等のご紹介もします。
「陽性」と告げられて混乱した状態では、何も考えられないかもしれませんが、後日でも構いませんので不安なことは一人で悩まず保健所や医療機関の相談員に相談してください。
Q10どんな人が検査に来ますか?
どんな方でもいらしています。
感染が心配な方や、検査を受けたことがないので念のためという方など男女、年齢を問わず幅広い方々が受検しています。
また、有料となりますが検査結果成績書も発行しています。
(証明書発行には静岡県証紙の購入が必要ですので、予約時にお問い合わせください。)
Q11この地域に住んでいない(勤務していない)場合でも検査できますか?
できます。
都合の良い保健所へ電話予約してください。《場所や日程は次のリンク先をご覧ください。》
Q12どんなことで感染しますか?
HIVは感染している人の血液、精液、膣分泌液、母乳に多く含まれています。だ液、汗、尿、涙では感染しません。
感染経路は以下の3つです。
- 性的接触による感染
適切な予防措置を取らないで感染者と性的接触があると、感染の可能性があります。- コンドームを使わない性交、オーラルセックス
- 血液を介した感染
感染者の血液が粘膜に触れたり、体内に入ったりすると感染の可能性があります。- 感染者との歯ブラシやカミソリの共用
- 麻薬の回し打ちなど注射針の共用
- 妊娠、出産時の感染
感染している母親から妊娠中、出産時、授乳時に子どもに感染することがあります。
子どもを望む場合は医師に相談しましょう。
適切な治療で、ほとんど防ぐことができます。
主な感染経路は性的接触によるもので、それ以外の日常生活では感染する心配はほとんどありません。
たとえば、咳やくしゃみ、軽いキス、回し飲み、鍋物などを一緒に食べる、または握手、便座、お風呂、プール、手すり、吊り革、ベッドシーツなどではうつりません。
Q13どんな人が対応してくれますか?
相談は保健師、採血は看護師、検査は臨床検査技師、結果のお知らせは医師または保健師の医療スタッフが行います。
Q14HIV検査の時に他の感染症検査ができますか?
できます。
1回の採血で梅毒検査、B型肝炎ウイルス検査、C型肝炎ウイルス検査ができます。
また、日程によってはクラミジアの検査も行うことができます。
このページに関するお問い合わせ
中部健康福祉センター(中部保健所)地域医療課
〒426-0075 藤枝市瀬戸新屋362-1
電話番号:054-644-9273
ファクス番号:054-644-4471
kfchuubu-iryou@pref.shizuoka.lg.jp