献血による血液検査について
血液検査結果のお知らせ
献血していただいた方に、血液型のほかに、血液センターでは、献血に御協力いただいた方々へ7項目の生化学検査成績及び8項目の血球計数検査成績をお知らせしています。
これらの検査成績はいずれも通知を希望された方を対象とし、献血後2週間程度で送付されます。ラブラッド会員におかれましては、5日以内にネット上で確認が可能です。
検査項目 | 基準値 | 説明 |
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赤血球数 (RBC) |
男性418~560×104/μL 女性384~504×104/μL |
赤血球は血液の主な細胞成分で、酸素を肺から各組織へ運ぶ働きを持っています。 |
ヘモグロビン量 (Hb) |
男性12.7~17.0g/dL 女性11.0~14.8g/dL |
血液の赤い色は赤血球に含まれるヘモグロビン(血色素)によるもので、赤血球の働きの中心となっています。 |
ヘマトクリット値 (Ht) |
男性38.8~50.0% 女性34.6~44.6% |
ヘマトクリット値は一定の血液量に対する赤血球の割合(容積)をパーセントで表わしたものです。 |
平均赤血球容積 (MCV) |
83.0~99.5fL | 赤血球1個の平均的容積、すなわち赤血球の大きさの指標となるもので、赤血球数とヘマトクリット値から算出したものです。 |
平均赤血球 ヘモグロビン量 (MCH) |
26.8~33.5pg | 赤血球1個に含まれるヘモグロビン量を平均的に表わしたもので、赤血球数とヘモグロビン量から算出したものです。 |
平均赤血球 ヘモグロビン濃度 (MCHC) |
31.7~35.2% | 赤血球の一定容積に対するヘモグロビン量の比をパーセントで表わしたもので、ヘモグロビン量とヘマトクリット値から算出したものです。 |
白血球数 (WBC) |
38~89×102/μL | 白血球は細菌などを貧食し、免疫情報を伝達し、さらに免疫機能を発現して生体防御にかかわっています。細菌感染症があると一般に白血球数は増加しますが、ウイルス感染症の場合はかえって減少することもあります。 |
血小板数 (PLT) |
17.0~36.5×104/μL | 血小板は出血を止めるための重要な働きを持ち、この値が極端に減少すると出血を起こしやすくなります。 |
検査項目 | 基準値 | 説明 |
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ALT (GPT) |
8~49IU/L | 肝臓に最も多く含まれる酵素です。肝細胞が破壊されると血液中に流れ出すので、急性肝炎で最も強く上昇し、慢性肝炎や脂肪肝(肥満)などでも上昇します。激しい運動の後に一過性の上昇が見られることがあります。 |
γ-GTP | 9~68IU/L | 肝、胆道、膵、腎などに多く含まれる酵素です。上昇する疾病は閉塞性黄疸、肝炎、アルコール性肝障害などです。 病気がなくても長期飲酒者では上昇することが多く、1か月位禁酒するとある程度正常化します。 |
総蛋白 TP |
6.6~8.2g/dL | 血清中には80種類以上の蛋白が含まれ、種々の機能を持ち、生命維持に大きな役割を果たします。その総量を総蛋白として測定しています。 |
アルブミン ALB |
4.0~5.1g/dL | 血清蛋白の50%以上を占めるアルブミンは、病気などで栄養が悪くなると減少するため、健康診断のスクリーニングとして大きな意味があります。 |
アルブミン対 グロブリン比 |
1.3~2.1 | 血清蛋白はアルブミン(A)とグロブリン(G)に分けられ、その比率は健康な人では一定の範囲にありますが、病気によってはその比率が変化(主として減少)してきます。 |
総コレステロール CHOL |
140~259mg/dL | 血清脂質の一つで、一般に脂肪の多い食事を続けていると上昇します。また、肝臓などで作られ、肝、胆道、腎、甲状腺の病気でその値が上下することがあります。血清コレステロールが多くなると動脈硬化を起こしやすいとされています。 |
グリコアルブミン GA |
16.5%未満 | 糖尿病検査の一つです。過去2週間の血糖値が低い状態が続いていると低下し、高い状態が続いていると上昇します。糖尿病では基準値より上昇します。基準値範囲でも15.6%以上の場合は注意が必要です。 |
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