狂犬病ってどんな病気?
これであなたも狂犬病博士!
Q1 狂犬病ってどんな病気ですか?
狂犬病にかかった哺乳動物に咬まれることでうつる病気です。
犬の場合、咬まれてから症状が現れるまでは1週間から1年4ヶ月と多様で(平均して1ヶ月)、狂犬病の症状があらわれたらおよそ2週間以内に死んでしまいます。
犬は症状が現れる3日程前から唾液中に病原体(ウイルス)が含まれることがあるため、咬まれた場合は注意が必要です。
人の場合も、発症したら治療することができない恐ろしい病気です。
Q2 狂犬病にかかった犬はどのような症状を示しますか?
前駆期・興奮期・麻痺期の3期を経過すると言われます。
興奮期に死んでしまう場合もありますし、興奮期がわからないまま、麻痺期の症状を示す犬もいるようです。
それぞれの特徴的な症状を列記しますと、
- (前駆期)性格の変化と行動の異常、
- (興奮期)興奮状態、光や音に過敏に反応する、喉に骨がつまったような吠え声、石や土などを食べる
- (麻痺期)全身の麻痺による歩行不能、舌を外に垂らしながらよだれを流す
Q3 狂犬病の発生状況は?日本での発生もあるのでしょうか?
日本では幸いなことに昭和32年以降発生はありません。
ところが、世界に目を向けると、狂犬病が発生していない国は例外的(主にスカンジナビア半島と太平洋にある日本を含めた島国のみ。)で、諸外国では現在でも発生しています。
あらゆる動物が世界中から輸入されている状況の中で、今後も日本は発生しないということはありえません。
Q4 現在、狂犬病を防ぐために、どのようなことがなされていますか?
諸外国から輸入される犬、猫、あらいくま、キツネ、スカンクは、狂犬病の検疫が行われます。
国内においては、犬の飼い主は犬の登録と、年に1回の狂犬病予防注射が義務付けられています。
鑑札・狂犬病予防注射済票を付けていないで放浪している犬は狂犬病予防法により捕獲されます。
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