しずおか文化財ナビ 木造薬師如来坐像（湖西市）

よみ

もくぞうやくしにょらいざぞう

指定区分、指定種別

県指定/有形文化財・彫刻

指定日

1980年3月21日

員数

1躯

所在地

静岡県湖西市新居町中之郷68-1

一般公開有無

有

駐車場の有無

有

公開情報

11月3日のみ公開

所有者情報

• 応賀寺
• 〒431-0301 静岡県湖西市新居町中之郷68-1
• 電話番号：053-594-0916

指定内容

【指定資料】　像高　89.6cm。桧材。一木割矧造。素地仕上。彫眼。鎌倉時代。
薬壷を執って坐る薬師如来の三尺像で、頭体幹部は藤原時代から鎌倉時代に常用された桧材、一木前後割矧の手法になり、素地仕上げとしている。椀形の肉髻が大きく、地髪部の肉付けが盛上り、額が広く、面長の顔立ちがやや特異であるが、頬や三道、胸、両肩などの肉付けは柔軟であり、やや厚手の衣の起伏やひだの疊み方も自然である。鎌倉時代慶派彫刻の風に従いながら、これをさらに平俗化したようなところがあり、鎌倉中期ころの作と推定される。なお、台座心棒に寛正2年（1461）の修理銘がある。

地図情報

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