しずおか文化財ナビ 舟久保古墳

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ページID1020832  更新日 2023年9月27日

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写真:準備中

よみ
ふなくぼこふん
指定区分、指定種別
県指定/記念物 ・ 史跡
指定日
1977年3月18日
員数
1基
一般公開有無
公開情報

文化財の説明

【指定資料】 全長50m、後円部径24m、後円部高3.5m
東遠地域において現存する最大級の前方後円墳であり、古墳時代中期のものである。周濠及び墳丘末端に帯状に敷石状の施設が存在する。
【紹介資料】 舟久保古墳は、牧之原からつづく標高80m程の丘陵地上に位置しています。丹野川流域の水田地帯に広がる市場遺跡等の集落跡を眼下に見渡すことができる場所である。
昭和31年に町の依頼で静岡大学が墳丘の測量調査を行った。その後、本古墳の性格を調べるため、県・町教育委員会で確認調査を昭和50年に行った。
調査によって、全長49m、後円部26m、前方部長さ23m、幅25mの前方後円墳であることがわかった。埴輪等遺物は見つかっていませんが墳丘の裾あるいは周溝の中と推定される場所に礫が敷かれていた。また、後円部は、丘陵上の多少高くなったところに置かれ、さらにその上に盛土をして造られたと考えられている。
本古墳の周辺には、大徳寺古墳、上平川1号墳・同2号墳、朝日神社古墳がある。特に、墳丘の規模や墳形から、本古墳が菊川流域でも最大級の首長墓・墳丘墓のひとつであると思われる。
現在は、後円部の修復・整備が行われており、自由に見学できる。
(静岡県教育委員会1998『静岡県文化財ガイドブック 原始・古代の史跡』より)

このページに関するお問い合わせ

スポーツ・文化観光部文化局文化財課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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ファクス番号:054-250-2784
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