第12回伊豆文学賞 入賞作品決定
伊豆を題材にした文学作品を公募した第12回伊豆文学賞の入賞作品が次のとおり決定しました。なお、表彰式は3月7日(土曜)沼津市民文化センターで行います。表彰式後、審査員による文学講演「伊豆文学塾」を併せて行います。
今回は、村松 友視 さんの「わたしの領域」です。
(表彰式・講演の案内は次のリンクをご覧ください)
1 審査結果
賞 | 作品名 | 部門 | 氏名 | 居住地 |
---|---|---|---|---|
最優秀賞 | いなさ参ろう | 小説 | 山手(やまて) 一郎(いちろう) | 静岡県伊東市 |
優秀賞 | そこはいつも青空 | 小説 | 阪野(さかの) 陽花(はるか) | 静岡県浜松市 |
優秀賞 | 鯔(ぼら)と子供ら | 随筆 | 石井(いしい) 隆義(たかよし) | 東京都調布市 |
佳作 | 白い枇杷(びわ) | 小説 | 真帆(まほ) 沁(しん) | 神奈川県横浜市 |
佳作 | トンネルを抜けて | 紀行文 | 李(り) 絳(こう) | 東京都稲城 |
2 最優秀賞受賞者コメント
受賞の知らせを聞いて
びっくりしました。趣味を生かせる場があり、しかもこうして評価していただきうれしいです。
伊豆文学賞応募の動機や伊豆とのかかわり
伊豆を根から愛しています。伊豆にはたくさんの港があり、津々浦々に物語があります。こうした物語を知ってもらいたくて応募しました。
作品にこめた思い
「いなさ参ろう。寄せてござれ。古くぎで祝いましょう。」というある南伊豆の村の年賀の祝詞に触発され、幕末という時代に海賊を探索する密偵と遊女の恋をからめ、南伊豆のロマンを描きました。
3 審査員コメント
応募作品について
- 小説を中心として、随筆、紀行文と百花繚乱の作品が集まった。
- 小説は、テーマ、題材において現代的な問題をとりあげていた。
- 若い人にもっと積極的に応募してほしい。
最優秀賞受賞作品について
なかなか筆力があった。幕末の時代を、どこか現代を意識し重ね合わせながら、作品の世界をのびのびと展開している。
4 審査員
三木 卓(第69回芥川賞受賞、芸術院会員)
村松 友視(第87回直木賞受賞)
嵐山 光三郎(第58回読売文学賞受賞)
太田 治子(第1回坪田譲治文学賞受賞)
5 賞
最優秀賞 賞金 100万円、記念品、「伊豆半島滞在券」
優秀賞 賞金 20万円、記念品
佳作 賞金 5万円、記念品
6 募集結果
応募総数
252編(小説218編、紀行文15編、随筆19編)
年代別応募数
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | 90代 | 不詳 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 |
13 |
22 |
32 |
62 |
45 |
64 |
4 |
1 |
5 |
居住地別応募数
10代 | 20代 | 30代 | 40代 | 50代 | 60代 | 70代 | 80代 | 90代 | 不詳 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 |
13 |
22 |
32 |
62 |
45 |
64 |
4 |
1 |
5 |
7 第12回の特徴
最年少は17歳の高校生から最年長は93歳の方まで幅広い年代から応募があった。
8 入賞作品のあらすじ
次のリンクをクリックすると「あらすじ」ページを表示できます。
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