岳南電車及び鉄道警察隊との合同訓練

富士警察署、機動警ら課鉄道警察隊及び岳南電車株式会社では、車内で刃物を振り回す不審者に対応するための合同訓練を岳南電車江尾駅で実施しました。

訓練は、運行中の列車の中で他の乗客とトラブルになった不審者が、持っていた刃物を車内で振り回し、岳南電車の江尾駅に停車後、同鉄道の職員が対応している間、110番通報を受けた警察官が男を確保するという想定で行いました。

今回は不審者が刃物を振り出してから約10分後に警察官が駆け付けるシナリオでした。
訓練に従事した岳南電車の職員の方は、乗客の避難や110番通報、警察官が臨場するまでの対応を行いましたが、わずか10分だったのですが、体感した時間はとても長かったということでした。　

本訓練の2日前の1月22日、長野駅前で通り魔事件が発生しましたが、このような事件は「いつ」「どこで」起こるか予想がつきません。日ごろから乗客の避難や警察への通報などの初期段階での対応と刃物を振り回す犯人と対峙しながら落ち着かせつつ警察の到着を待つ訓練を積み重ねていくことが重要です。

警察では、このような緊急時の対応についての訓練を関係する機関と行っています。
皆さんもこうした電車などに乗り合わせた際、パニックにならずに職員の避難誘導に落ち着いて従うことや警察への通報をお願いします。
皆さんと共に安全で安心できる社会生活を作り上げていきたいと思います。ご協力をよろしくお願いします。