令和6年8月4日、第77回初島・熱海間団体競泳大会の警備を実施しました。

熱海警察署は、警備艇「はやぶさ2.」を出航させ、初島・熱海間団体競泳大会の警備を行いました。

3人1組で初島港を正午にスタートした全25チームが、12キロ先の熱海サンビーチを目指し遠泳しました。

水温28℃、波は穏やかなコンディションの中、選手たちは、船で伴走する指揮者の指示や声援を受けながら、1列になって泳いでゴールを目指しました。

各チームに1隻の伴走船がつき、　さらに報道船と警戒船が並走するので、30隻近くの大船団となりました。

人の泳ぐ力に船の速度を合わせるので、2～3ノット（時速3.6～5.4キロメートル）くらいの速度で船は移動し、他のプレジャーボート等との接近の可能性が高いことから、「はやぶさ2.」は船団の外周を回りながら警戒を行いました。

ちなみに、海上では距離と速度について、地上とは違う単位がよく使われます。
地上では、メートル法を用いますが、海上では

　距離　→　海里

　速度　→　ノット

をよく用います。

　1海里は、メートル法に換算すると、1.852キロメートルになります。
　一見すると中途半端な数字ですが、これは、地球の「緯度1分」分の距離となります。
　60海里で「緯度1度」、60海里×360度＝21,600海里が地球1周分の長さとなります。
　1ノットは、1時間で1海里進む速度となります。（時速1海里＝1ノット）