熱海警察署は令和6年2月21日、初島定期連絡船「イルドバカンス・3世号」を使用したテロ対策合同訓練を行いました。

令和6年2月21日

熱海港にて、株式会社富士急マリンリゾート、下田海上保安部伊東MPS、株式会社東豆と合同で、初島定期連絡船「イルドバカンス・3世号」を使用したテロ対合同訓練を行いました。

想定は、初島港発、熱海港行き定期連絡船「イルドバカンス・3世号」において、1階の一般客立入禁止エリアから出てくる不審者を発見するというものでした。

船員が不審者に声掛けすると、興奮して刃物を取り出したことから、船長が110番映像通報システムを活用して通報し、船員と警察官が刺股などの資機材を使い不審者を制圧するまでを訓練しました。

訓練後、警察官から110番映像通報システムの有効性、刺股の使用法などについてレクチャーしました。

また、ドローンを飛行させ、イルドバカンス・3世号の3階展望台デッキに仕掛けられた不審物件を検索するという想定で訓練を行いました。

最後に、イルドバカンス・3世号に当署の「警備艇はやぶさ2.」、下田海上保安部伊東MPSの「ぽらりす」が接舷し、乗客を避難させる訓練を行いました。

船同士を横付けさせて停泊することを「接舷（せつげん）」と言います。

停泊する岸壁のスペースが狭い時などに行います。

接舷させるときは、船体の側面に「フェンダー（防舷物）」というものを装着し、岸壁や船同士が直接ぶつからないようにします。

 

ご協力ありがとうございました。