ユニバーサルデザイン賞　認知症の方の仕事場創り　共生の空間をデザインする

症状や病気のことを気にせずに働ける場所

働く能力や意欲を持っている認知症の方が働く事業所です。仕事を通じて社会活動に参加し、再び元気を取り戻してもらえる環境を作り、介護現場で使用する木製車椅子用体重計（ケアスケールふじこちゃん）等を製作しています。

有限会社INB「木工房いつでもゆめを」

デザイナー：やまのデザイン 稲葉 太郎

認知症そのままで仕事ができる共生空間で、残された能力をフル活用して、皆で力を合わせて製作する「木製の車いす体重計」は、全国の介護施設などで利用され、9年間に600台に迫る販売実績と信頼を得ています。

所在地：富士宮市杉田1020-2
電話番号：0544-25-3747

• 車いす用体重計 いつでもゆめを mokkobo（外部リンク）

選定評

認知症でも身体的には活動可能な人々が共生する場として、木製品工房を立ち上げ、内発的動機づけの場を創出しています。さらに、工房内で製作したオリジナリティ溢れる木製車いす体重計は、介護事業所から好評を博し、ビジネスとしても期待できます。